2011/05/06

Office Hour



アメリカの大学の初日の授業では、Syllabusが配られます。


Syllabusは、一言でいえば今学期の授業プラン、プロフェッサーの名前、連絡先、オフィスアワーから、テキストブック、そして成績がどのようにつけられるか、毎週のスケジュール、課題・・・が詰まっています。


必ず記載されている≪office hour -オフィスアワー≫
この時間は教授は自分のオフィスにいるので、学生は誰でも質問に来てくださいという時間。


テスト前は列になるほど生徒が集まります。


どのプロフェッサーも≪Come on in≫といった具合で迎えてくれ、課題について相談することができたり、ペーパーの相談ができます、


わたしは毎週のように質問に行っていたため個人的に仲良くなった先生もいます。


たとえば、スペイン語の教授とはとっても仲良くなり、セメスター終了後は外で珈琲を飲むほど仲良しになったり、今でもfacebook、電話で近況を伝えあう関係になりました。
オフィスアワーのおかげで、スペインのイベントや文化をより深く知ることができました。


カタリナというスペイン語の教授。彼女のクラスをとったのはまだFreshmanの頃でしたが、その後も連絡を取り合い、Spanish departmentを通るときは彼女のオフィスにも顔を出し、一緒にお菓子を食べて近況を語ったり、スペインの美味しいお菓子やタパスを分けてもらい、わたしは日本のお菓子をプレゼントしたりしていました。


アメリカの大学の教授はとってもWelcomeで話し好きな方がたくさんいます。
オフィスアワーだけでなく、midterm や、ファイナル前にはセッションを開いてくれたり、オフィスアワーの時間を増やしてくれたりと勉強する学生には強い味方となってくれます。


シネマの授業の1つに≪Script Writing - スクリプトライティング≫というクラスがありました。


このクラスは映画の脚本について勉強するクラスで、多くの脚本を読みました、ファイナルプロジェクトでは実際に自分で脚本を書きました。
オフィスアワーには溢れるほどの生徒が集まり、教授を囲みみんなでそれぞれの作品を発表し、批評し、絶賛し・・笑いあったものです。このクラスの教授は忘れられない女性です。Ms. Kelly、彼女はロックンロール好き、相当アウトドアが好きなんだろうなぁというくらい肌はソバカスがいっぱい。いつも白のタンクトップを身につけていました。毎朝授業の15分前に教室に来るとガンガンにロックをかけ踊りながら生徒たちを待っていたまるでヒッピーのような教授。


オフィスアワーへ行くと教授それぞれの部屋に家族の写真が飾られていたり、お菓子があったり、自分の部屋のように飾られていてそれを観るのも楽しみでした。


いつかわたしも生徒に囲まれて映画の話を一緒にできたらいいなーなんてプロフェッサーになりたいかもと思うほど私にとって教授というのは特別な存在でした。

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